赤ちゃんが生まれたら、その日から赤ちゃんのお世話でとても大変になりますね。
一方で赤ちゃんが医療など公共のサービスをきちんと受けるために生まれたことをいろいろなところに報告をしなければなりません。
また生まれてから国の給付金など、申請することでもらえるお金もあります。
生まれる前にしっかりとその手続きについてチェックをしておきましょう。
今回は出産手続きに必要なリストと、届けに必要なものを7つ紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
●生まれてから必要な手続きが知りたい
●手続きに必要なものはなんなのか知りたい
●生まれる前に書類の準備をしたい
出産手続きに必要なもの7つのリスト
出産後に赤ちゃんのために必要な出産手続きは以下の7つになります。
- 出生届
- 健康保険加入
- 乳幼児医療費助成
- 児童手当
- 出産育児一時金および付加金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
順番に見ていきましょう。
出産に必要な書類手続き1、出生届
これは住んでいる地域で住民として登録する作業です。
住民票など出すときに登録されていないと大変なことになりますね。
出生届は出産日含め14日以内に市役所へ提出が必要です。
また、このときまでに名前が決まっている必要があります。
わが家は第一子のときに名前を決めるのに悩んでしまい、生まれて14日目に慌てて夫が出生届を出しに行きました。
そうならないように、あらかじめ候補をいくつか出しておいて生まれて顔を見てから決めるというようにすると余裕を持って出生届を出しに行けますね。
出生届を出すのに必要なもの
- 届出人の印鑑
- 母子手帳
- 記入した出生届…出産した病院でもらえます
- 出生証明書(出生届の用紙と一連になっており医師が記入)
出産に必要な書類手続き2、健康保険加入
わたしたちが病院にかかったときの費用は3割負担で済みますよね?
それは健康保険に加入しているからです。
もちろん生まれた赤ちゃんも健康保険に加入する必要があります。
本来は生まれてからの赤ちゃんの入院費用も保険適用されるのですが、このときは保険証ができていないために全部負担する必要があります。
このときに、1ヶ月健診までに赤ちゃんの保険証を作ってきてくださいね。と看護師に案内されることが多いです。
そのため、赤ちゃんの1ヶ月検診までに保険証が出来上がるように勤務先へ提出する必要があります。
保険証もできあがるのに1〜2週間かかることがあるので、出産前に用意できるものは準備しておきたいですね。
健康保険加入に必要なもの
- 届出人の印鑑
- 出生届出済証明が記入された母子手帳
- 被保険者の健康保険証
- 出生届のコピー
出産に必要な書類手続き3、乳幼児医療費助成
住んでいる市町村によって変わりますが、赤ちゃんの医療費は助成により無料であることが多いです。
無料で受けるために必要なのが乳幼児医療費助成です。
赤ちゃんの健康保険加入後、1ヶ月検診までに市役所へ届け出ることで、最初に赤ちゃんが病院に行くときから無料で受けられます。
乳幼児医療費助成に必要なもの
- 届出人の印鑑
- 出生届出済証明が記入された母子手帳
- 赤ちゃんの健康保険証
- 普通預金通帳
出産に必要な書類手続き4、児童手当
2019年度現在、育てている子どもの年齢によって国から補助金が出ています。
0歳児は15000円毎月もらえます。大きいですよね!
しかしきちんと受給するためにこれも申請が必要です。
出生日の翌日から15日以内に市役所へ申請が必要です。
出生届と合わせて提出できるようにしましょう。
児童手当に必要な書類
- 児童手当認定請求書
- 振込口座の控え
- 健康保険被保険者証の写し
- 所得証明書
出産に必要な書類手続き5、出産育児一時金および付加金
出産1児につき42万円もらえるというのが出産育児一時金および付加金です。
出産した翌日から2年間以内に勤務先へ提出する必要があります。
これはほかの手続きに比べて時間に余裕がありますね。
ただし、医療機関への直接払いに合意している場合は医療機関で期限を決めていることがあるので産後落ち着き次第提出するようにしましょう。
出産育児一時金および付加金に必要なもの
- 届出人の印鑑
- 健康保険証
- 出生を証明するもの
- 出産育児一時金の請求書
- 請求内容と同じ領収書か明細書
- 医療機関等との合意書
出産に必要な書類手続き6、出産手当金
これは産休中の給与をカバーするものです。
産休中給料ができるときは支給されない場合や一部支給になることもあります。
妊娠したら勤務先に確認しましょう。
また申請を忘れていても2年以内であれば遡って申請できます。
産休終了後、勤務先へ提出する必要があります。
出産手当金申請に必要なもの
- 健康保険証
- 健康保険出産手当金支給申請書
- 振込先の口座番号
- 印鑑
出産に必要な手続き7、育児休業給付金
出産後産後休暇を経てそのまま育児休業つまり育休を取る方もいますね。
現在育休中はハローワークから半年間は働いていたときの67%、そこから最大で2年間は50%の給付金をもらうことができます。
これ、基本給ではなく残業代も全て込みでの67%、50%ですので手取りと変わらないくらい支給されるのです。
子どもが生まれるとなにかとお金がかかりますので、本当に助かりますよね。
育児休業給付金は育休取得の1ヶ月前までに勤務先へ提出する必要があります。
育児休業給付金に必要なもの
- 届出人の印鑑
- 振込先の口座
- 出生を証明する書類
- 育児休業基本給付金の申請書
出産に必要な書類手続き番外編、高額医療費(妊娠や出産で健保適用の場合)
元気で妊娠生活を送りたい!でも妊娠中はなにかとトラブルがつきものです。
万が一入院したりして長期入院することになってしまったときに利用したいのが高額医療費制度です。
これがあることで、高額になりがちな医療費をだいたい8万円+差額ベッド代で収めることができます。
金額は所得により変化します。
診察日の翌日からから2年以内に協会けんぽに提出する必要があります。
高額医療費制度に必要な書類
- 届出人の印鑑
- 健康保険証
- 医療費の領収書
- 高額医療費の支給申請書
わたしは二人目の妊娠で羊水過多という病気になり、1ヶ月入院して入院費用が90万近くになっていました。
それがひと月11万円に抑えられたのもこの制度のおかげです。
切迫は突然なるものでもなく、徐々に健診でわかることも多いので、怪しいなと思ったら申請しておくのもいいですね。
申請する事でもらえる高額医療症の発行は無料です。
出産手続きに必要なものはできるだけ出産前に用意しよう
出産に必要な手続き7つ見てきました。
それぞれの手続きに必要な書類が複数あります。
出産前には想像できませんが、赤ちゃんが生まれた後は驚くほど時間がありません。
出産前にできる限り揃えておきましょう。
出産手続きで会社に提出するもの
出産手続きの中には会社に書類を提出しなければならないものもあります。
- 健康保険加入
- 出産育児一時金および付加金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
出産手続きおさらいチェックリスト
出産したら必要な手続き7つおさらいです。
- 出生届
- 健康保険加入
- 乳幼児医療費助成
- 児童手当
- 出産育児一時金および付加金
- 出産手当金
- 育児休業給付金
出産手続きで提出する書類の順番
出産後に必要な手続きの中で提出する順序はこんな感じです。
まず赤ちゃんが生まれたら出生届を医師からもらいます。
その出生届と医師が記入してくれている母子手帳を持って市役所へ行き、生まれた届けを出します。
その市役所で同時に児童手当の手続きも済ませましょう。
それと同時に職場へ健康保険加入の手続きをします。
子どもはお母さんでもお父さんでも扶養に入れることができます。しかし、夫婦間で年収に差があると年収の高い方にしか扶養に入れることができないとしている会社も多いので確認しておくといいでしょう。
そして、健康保険証が会社から届いたらそれを持って市役所へいき、乳幼児医療費助成の手続きをしましょう。
赤ちゃんは生まれてから1ヶ月で健診があります。
そのときまでに用意しておくと、健診のときにも大きな出費なく受けることができます。
出産から落ち着いてから会社に出産育児一時金および付加金、出産手当金、そして育休が始まる一ヶ月前までに育児休業給付金の手続きを済ませましょう。
出産手続きでマイナンバーは必要なの?
出産手続きにパパ、ママのマイナンバーは必要ありません。
赤ちゃんのマイナンバーは住民票が作られたときについてきます。
マイナンバーに関しては特になにか手続きする必要はないです。
こうしてみると本当に必要な書類と手続きが多いことがわかりますね。
出産前に慌てることがないように事前に書類を集め、しっかり準備しましょう。
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