妊娠は大変喜ばしいことですよね。
でも、順調に妊娠経過するとは限りません。
2015年7月、娘を妊娠中に羊水が原因もわからずに増える、羊水過多になりました。
珍しい病気ですが、結構なる人はいるようです。
羊水過多とはどういう病気なのか、入院はどんな感じになるのかまとめます。
【羊水過多の入院費用】羊水過多とは??
“羊水過多”ってなかなか聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に説明すると赤ちゃんがプカプカと浮いている水(羊水)が異様に増えてしまうことです。
逆に減ってしまうこと(羊水過少)もあります。
そもそも羊水は赤ちゃんがおなかの中で出すおしっこでできています。
赤ちゃんは自分でおしっこを出し、それをまた飲みこんで出すということを繰り返しています。
普通はこの飲み込む量と出す量が保たれて標準の量になるのですが、赤ちゃんの飲み込みが悪かったり、おしっこの量が多すぎると羊水過多になります。
しかし、あまりに羊水の量が多いとおなかが大きくなりすぎて呼吸し辛くなったり、立っていても寝ていても苦しくなり普段の生活自体ができなくなります。
糖尿病など母体側に問題があることもありますが、6割くらいは原因不明 で、しかも赤ちゃんは元気に生まれて来ることも多いそうです。
わたしも生活が苦しくなり、病院側と相談して多くなりすぎた分の羊水を抜き(羊水穿刺手術)、その後は病院で正産期まで安静となりました。
実際に入院した日数と入院費用、そして保険でまかなえた分を記してみようと思います。
(2年前のことで一部領収書がなく不明確な部分があります)
羊水過多の入院費用と内訳は?
【羊水過多の入院費用】①7月21日~7月28日
薬が合わずに救急搬送されそのまま入院
切迫早産気味で飲んでいたウテメリン(張り止め)が体に合わず、心拍が上がり救急搬送、分娩予定の総合病院へ。
その後経過観察のため一週間入院。
その間に羊水が増えたので周産母子センターのある大学病院へ転院。
(領収書をなくしてしまったのですが、このときのカードの明細が残っていました。点滴などはせず、毎日エコーと尿検査があり、病院で安静にしていました)
【羊水過多の入院費用】②8月2日~9月2日
転院後、ベッドの空きがなかったのか、しばらく家で見てくださいということで自宅待機に。
しかし、寝ることさえままならなくなり、夜間救急にかかって羊水を抜いて少しでも楽になりたいと先生に訴え入院。
子宮に穴をあけたために、点滴での張り止め投与になり一カ月ほど入院。
(子宮に穴を開けるのはかなりリスクがあると説明は受けていましたが、実際に手術後すぐに陣痛のような痛みがきて生まれてしまうのでは?とハラハラしました)
病室代(大部屋でも一日¥1500かかりました)
食事代
羊水穿刺代
その他検査代
そのうち8月分は高額療養費で申請をしていたので実際は¥80,100+(医療費-¥267,000)×1%でこの金額になっています。
この制度を利用しなければ支払いは優に90万円は超えていたので長期入院がわかった時点でけんぽに問い合わせをして高額医療証を出してもらうことをお勧めします。
9月に入って37週になり、出産の可能性もあったので一日¥7000の個室に移ったので2日間でも値段が高くなっています。
陣痛が来なかったため9月2日に退院。
陣痛は退院した2日後に来ました。
【羊水過多の入院費用】保険は適用される?
入院が長引くと気になるのが保険金がおりるかですよね。
わたしはしっかりと入院した分、保証してもらいました。
わたしが入っている保険です。
入院中に保険請求資料を取り寄せました。
娘を9月上旬に出産した時に診断書の記入をお願いし、10月上旬の新生児一ヶ月検診で診断書を受け取りに行き、すぐに送付しました。
振り込まれたのは大体1週間後、¥645,000が振り込まれていました。
入院一日¥15,000×入院日数43日分の保険給付金です。
女性特約もつけていたので、1日1万円に+5千円が上乗せされています。
ちなみに子宮にハリを刺して羊水を抜く羊水穿刺手術は今回給付の対象ではありませんでした。
保険会社の話によると手術はメスをいれないと手術と認められないそうで、ハリではいけないそうです。
これは結構痛い思いをしたのに残念でした。
保険には社会人になった年に入ったので金額は月¥4300くらいですが、今回の入院によって今まで払ったお金以上に給付金をいただきました。
結婚したり、家族構成が変わってくると 保険に支払うお金は結構キツイなぁと思うこともありますが、やはり日ごろからきちんと備えておくことが大切だなと痛感しました。
そして保険料は加入時の年齢で算定されるので入るタイミングが早ければ早いほど保険の金額も安くなりお得です!
女性であれば将来妊娠したり、女性ならではの病気にかかることも十分考えられるので、女性特約を付けておけばより安心ですね。
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